日本歴史地名大系 「応賀寺」の解説
応賀寺
おうがじ
鏡光山と号し、高野山真言宗。本尊は薬師如来。寺伝によると、神亀年間(七二四―七二九)聖武天皇の勅命を受けた行基が諸国巡錫の折に創建したと伝える(寛文五年「遠州中之郷村鏡光山応賀寺」応賀寺文書、以下応賀寺文書は省略)。寺蔵の鰐口には永享五年(一四三三)三月六日付で「遠州吉美庄大賀寺」とある。また当寺の毘沙門天像は、胎内願文によると文永七年(一二七〇)閏九月二五日に
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報