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思国歌 クニシノビウタ

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デジタル大辞泉の解説

くにしのび‐うた【国歌】

《上代は「くにしのひうた」》故国を追憶した歌。また、国土をたたえる歌。
「此の歌は―ぞ」〈・中〉

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世界大百科事典 第2版の解説

くにしのびうた【思国歌】

古代のクニほめ,また望郷の歌曲の名。シノフはほめる,遥かなものをしのぶ意。〈倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく 青垣 山ごもれる 倭し美(うるわ)し〉など,もと民間の国見(くにみ)儀礼の場でクニの繁栄を予祝し,ないしその古老が成年する次代の子らの生の充実をねがった歌曲であったが,《古事記》《日本書紀景行天皇条の中に物語化され,前者では倭建(やまとたける)命の,後者では景行天皇の望郷歌となった。

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世界大百科事典内の思国歌の言及

【日本武尊】より

…だがミヤズヒメのもとに草那芸剣を置いて伊吹山の神を討ち取りに出かけた皇子は,神の降らす氷雨に惑わされ,以後,当芸野(たぎの),杖衝坂(つえつきざか)と進むにつれて疲れを増し,三重についたときは足が三重に曲がるほどの状態になる。やがて能煩野(のぼの)より大和の国をしのんで,〈倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山ごもれる 倭し美(うるわ)し〉など3首の思国歌(くにしのびうた)をよむが,ここから病状があらたまり間もなくして世を去る。死後の皇子は〈八尋白智鳥(やひろしろちどり)〉(大きな白鳥)と化して天がけり,葬を営む后や御子たちがその後を泣いて追ったという。…

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