コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

(読み)コン

世界大百科事典 第2版の解説

ハン【恨 han】

朝鮮語で,発散できず,内にこもってしこりをなす情緒の状態をさす語。怨恨,痛恨,悔恨などの意味も含まれるが,日常的な言葉としては悲哀とも重なる。挫折した感受性,社会的抑圧により閉ざされ沈殿した情緒の状態がつづくかぎり,恨は持続する。長い受難の歴史を通じてつねに貧しく,抑圧されて生きてきた民衆の胸の底にこもる恨は,おのずから彼らの行動を左右する要因としてはたらき,抵抗意識を生みだすようになる。韓国では植民地時代から解放後の〈外勢〉と〈独裁〉のもとで,恨は民族の〈恨〉として強く意識化されてきた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ハン【恨】

〔朝鮮語〕
植民地時代の抑圧の中で、朝鮮の民衆の中に蓄積されてきた痛恨・悲哀・怒りなどの感情。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

RE100

2014年に国際環境NGO「The Climate Group」が開始した国際的な企業連合。業務に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としている。認定を受けるためには、「企業...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

恨の関連情報