恩怨(読み)オンエン

デジタル大辞泉 「恩怨」の意味・読み・例文・類語

おん‐えん〔‐ヱン〕【恩怨】

情けとうらみ。
「心残りのないように、―に清算をつけるのだった」〈秋声縮図

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恩怨」の意味・読み・例文・類語

おん‐えん ‥ヱン【恩怨】

〘名〙 人から受ける情けとうらみ。恩讐(おんしゅう)
性霊集‐七(835頃)奉為四恩図二部大曼荼羅并十護像願文「讚毀見聞、親疎恩怨、五大所遍、心識所在」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「余は菅先生に対して恩怨ある者にあらざるなり」 〔韓愈‐聴潁師弾琴詩〕

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普及版 字通 「恩怨」の読み・字形・画数・意味

【恩怨】おんえん(ゑん)

なさけとうらみ。〔金史、元好問伝〕歌謠は、慷にして幽北方の州)の氣を挾(さしはさ)み、其の長短句は、新聲を揄揚(ゆやう)(高くあげる)し、以て恩怨を寫す數百なり。

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