(読み)コウ

デジタル大辞泉 「恰」の意味・読み・例文・類語

こう【恰】[漢字項目]

人名用漢字] [音]コウカフ)(漢) [訓]あたかも
ちょうど。あたかも。「恰好かっこう
[補説]「恰好かっこう」「恰幅かっぷく」の「恰」の末尾促音は、「コウ(カフ)」の入声にっしょうpの変化したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「恰」の意味・読み・例文・類語

あた‐か【恰・宛】

  1. 〘 副詞 〙あたかも(恰━)色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「河水二にはかれて、白浪漲り落たる事、恰(アタカ)龍門三級の如也」(出典太平記(14C後)一四)

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普及版 字通 「恰」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 9画

[字音] コウ(カフ)
[字訓] あたかも

[説文解字]

[字形] 形声
声符は合(ごう)。〔説文新附〕十下に「心を用ふるなり」とあり、懇切の意。唐詩などに至ってはじめてみえ、適当というほどの意に用いる。

[訓義]
1. ねんごろ。
2. あたかも、丁度、適当。

[古辞書の訓]
名義抄〕恰 アタカモ・ネムゴロ 〔字鏡〕恰 アタカモ・カナラズ・カナフ

[熟語]
恰当恰如恰似恰好恰恰

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