精選版 日本国語大辞典 「恵方棚」の意味・読み・例文・類語 えほう‐だなえハウ‥【恵ヱ方棚】 恵方棚〈風俗画報〉〘 名詞 〙 歳徳神(としとくじん)をまつる神棚。正月の神が恵方から来るという信仰に基づき、その年の恵方にあたる鴨居につるす。毎年作りかえるものであるが、常設のものもあり、天井からつるしてどの方角にも回るように作ったものもある。注連(しめ)、松竹を飾り、供物、灯火を供える。歳徳棚(としとくだな)。年神棚(としがみだな)。《 季語・新年 》[初出の実例]「年徳のかみ え方(エハウ)棚」(出典:俳諧・増山の井(1663)正月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の恵方棚の言及 【年棚】より …年神をまつるために屋内に臨時に設ける神棚。年神棚,年徳棚,恵方(えほう)棚などとも呼び,その年の恵方に向けて年神の棚をつってまつる土地が多い。棚をやめてしまった所では,床の間あるいは神棚にお膳を供えてまつる。… ※「恵方棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by