悪徳の栄え(読み)アクトクノサカエ

デジタル大辞泉 「悪徳の栄え」の意味・読み・例文・類語

あくとくのさかえ【悪徳の栄え】

原題、〈フランスL'Histoire de Juliette ou les Prospérités du viceサド長編小説。1797年刊。修道院で育てられた娘ジュリエットが、道徳や宗教的美徳概念を捨て、悪徳限りをつくしてのしあがる姿を描いた。ジュリエットの妹を主人公とする「美徳の不幸」と対になる作品。ジュリエット物語

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精選版 日本国語大辞典 「悪徳の栄え」の意味・読み・例文・類語

あくとくのさかえ【悪徳の栄】

  1. ( 原題[フランス語] Histoire de Juliette ou les Prospérités du Vice ) 長編小説。サド作。一七九七年刊。淫蕩と悪徳を重ねる若い女性ジュリエットを通して人間本能権力欲などの暗黒の部分と自由の問題関連を追究したもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「悪徳の栄え」の意味・わかりやすい解説

悪徳の栄え
あくとくのさかえ

「サド」のページをご覧ください。

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