デジタル大辞泉 「情偽」の意味・読み・例文・類語 じょう‐ぎ〔ジヤウ‐〕【情偽】 1 まことと、いつわり。「またよしやその間に―があるとしても」〈鴎外・最後の一句〉2 ありのままのようす。「人間日常の―をして読者の心胸に了然としてまた事実に相違せる考思なからしむるにあり」〈逍遥・小説神髄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「情偽」の意味・読み・例文・類語 じょう‐ぎジャウ‥【情偽】 〘 名詞 〙 ( 「情」は誠の意 ) まことといつわり。また、ありのままの情実。[初出の実例]「苟も政をなす、能く人を知り〈略〉情偽を尽し、軽重を断決し」(出典:開化評林(1875)〈岡部啓五郎編〉明治七年)[その他の文献]〔易経‐繋辞上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「情偽」の読み・字形・画数・意味 【情偽】じよう(じやう)ぎ 誠と偽。裏表。〔左伝、僖二十八年〕晉侯、外に在ること十九年にして、果して晉國を得たり。險阻艱は、備(つぶ)さに之れを嘗(な)めたり。民の僞は、盡(ことごと)く之れを知れり。~天の置く、其れ廢すべけんや。字通「情」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報