慈悲深い(読み)ジヒブカイ

精選版 日本国語大辞典 「慈悲深い」の意味・読み・例文・類語

じひ‐ぶか・い【慈悲深】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]じひぶか・し 〘 形容詞ク活用 〙 愛情をもって、人をあわれむ気持が深い。情け深い。
    1. [初出の実例]「しひふかうおはする仏だに、三ほうそしる罪はあさしとやは説いたまふなる」(出典:紫式部日記(1010頃か)消息文)
    2. 「すゑすゑの里人を憐、慈悲(ジヒ)ふかく、此人所の宝と」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android