慈悲深い(読み)ジヒブカイ

デジタル大辞泉 「慈悲深い」の意味・読み・例文・類語

じひ‐ぶか・い【慈悲深い】

[形][文]じひぶか・し[ク]他をいつくしみあわれむ気持ちが深い。情け深い。「―・い僧」
[類語]優しい温かい温か温厚寛厚寛仁かんじん親切情け深い心が籠もる心を籠めるハートフル

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精選版 日本国語大辞典 「慈悲深い」の意味・読み・例文・類語

じひ‐ぶか・い【慈悲深】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]じひぶか・し 〘 形容詞ク活用 〙 愛情をもって、人をあわれむ気持が深い。情け深い。
    1. [初出の実例]「しひふかうおはする仏だに、三ほうそしる罪はあさしとやは説いたまふなる」(出典:紫式部日記(1010頃か)消息文)
    2. 「すゑすゑの里人を憐、慈悲(ジヒ)ふかく、此人所の宝と」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)

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