(読み)ザン

デジタル大辞泉 「慙」の意味・読み・例文・類語

ざん【慙】[漢字項目]

[音]ザン(呉) [訓]はじる はじ
はじる。はじ。「慙愧ざんき慙死無慙
[補説]「慚」は異体字

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精選版 日本国語大辞典 「慙」の意味・読み・例文・類語

ざん【慙・慚】

  1. 〘 名詞 〙 反省して、罪やあやまちを恥じること。
    1. [初出の実例]「有二白法、能救衆生、一慙、二愧。慙者自不罪、愧者不他作」(出典教行信証(1224)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐孟嘗君伝〕

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普及版 字通 「慙」の読み・字形・画数・意味


15画

(異体字)慚
14画

[字音] ザン
[字訓] はじる・はじ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は斬(ざん)。〔説文十下に「(は)づるなり」とあり、字条十二下に「慙(は)づるなり」とあって互訓。合わせて慙(ざんき)という。〔書、仲之誥〕に「慙」の語があり、徳化の及ばぬことを自責する意である。字はまた慚に作る。

[訓義]
1. はじる、はじ。
2. 正しくない、正しくないことを自責する。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕慙 ハヅ

[熟語]
慙恚慙悔慙慨・慙汗・慙顔慙愧慙悸・慙・慙慙懼・慙形慙惶慙恨・慙・慙慙謝・慙慙羞慙悚・慙色・慙心慙沮慙赧慙嘆・慙恥・慙痛・慙・慙徳・慙怖・慙伏・慙服慙忿慙憤
[下接語]
感慙・銜慙・頑慙・愧慙・驚慙・羞慙・悚慙・心慙・震慙・雪慙・内慙・無慙・面慙・憂慙

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