徳化(読み)トッカ

デジタル大辞泉 「徳化」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「徳化」の意味・読み・例文・類語

とっ‐かトククヮ【徳化】

  1. 〘 名詞 〙 徳によって教化すること。また、徳によって教化されること。
    1. [初出の実例]「誠是、明知艱難之亡身、然猶、忘命徳化之遠及者也」(出典:性霊集‐五(835頃)為大使与福州観察使書)
    2. 「秋の坊は金城に名高き風流徳化(トクク)の大隠者也」(出典:俳諧・俳諧世説(1785)三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐宣帝紀〕

とっ‐けトク‥【徳化】

  1. 〘 名詞 〙 僧侶などがその高徳をもって人を感化し、仏道に導き入れること。
    1. [初出の実例]「其後に雲居禅師の徳化に依て、七堂甍改りて」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)瑞巖寺)

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普及版 字通 「徳化」の読み・字形・画数・意味

【徳化】とくか(くわ)

徳行を以て感化する。〔韓非子、難一〕は其れ信に仁なるか。乃ち躬してに處(を)り、民之れに從ふ。故に曰く、人のなるかと。

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