慣性効果(読み)かんせいこうか(その他表記)inertia effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「慣性効果」の意味・わかりやすい解説

慣性効果
かんせいこうか
inertia effect

習慣が消費に与える効果のこと。消費者の消費行動は,それまでの生活習慣などに強く影響されるため,所得水準の変化があった場合にも,従来の消費行動を急激に変化させることは難しい。たとえば,一度上級財の消費が身に着くと,所得が低下してももとの消費水準には戻り難い。逆に 1965年 11月~70年7月のいざなぎ景気のときには高度成長で所得の伸びは高かったものの,習慣に強く支配される消費の伸びはそれに比べて低く,一貫して消費性向は低下していた。

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