懐かしむ(読み)ナツカシム

デジタル大辞泉 「懐かしむ」の意味・読み・例文・類語

なつかし・む【懐かしむ】

[動マ五(四)]なつかしく思う。なつかしがる。「往時を―・む」
[類語]懐旧懐古追憶追想回想回顧記憶追懐懐郷望郷顧みる振り返る思い返す偲ぶ

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精選版 日本国語大辞典 「懐かしむ」の意味・読み・例文・類語

なつかし‐・む【懐】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 なつかしく思う。親しく思い出す。なつかしぶ。
    1. [初出の実例]「なつかしみ袂にかかる梅がかをかぜにしられぬことをこそ思へ」(出典:書陵部本公任集(1044頃))
    2. 「随分心に母を恋(した)姉妹を懐しむ者があっても其を表するのを憚って」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)

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