追懐(読み)ツイカイ

デジタル大辞泉 「追懐」の意味・読み・例文・類語

つい‐かい〔‐クワイ〕【追懐】

[名](スル)過ぎ去ったことを思い出して、なつかしむこと。追想。「往時追懐する」
[類語]追憶懐旧懐古懐かしむ追想回想回顧記憶懐郷望郷顧みる振り返る思い返す偲ぶ

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精選版 日本国語大辞典 「追懐」の意味・読み・例文・類語

つい‐かい‥クヮイ【追懐】

  1. 〘 名詞 〙 後になって思い出しなつかしむこと。昔の人や出来事をあとから思い出してしのぶこと。追憶。追想。
    1. [初出の実例]「昔事を追懐して云ぞ」(出典:四河入海(17C前)六)
    2. 「楽しい追懐(ツヰクヮイ)の念には必ず一種の哀が之を包む」(出典帰去来(1901)〈国木田独歩〉五)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐董祀妻蔡琰伝〕

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普及版 字通 「追懐」の読み・字形・画数・意味

【追懐】ついかい(くわい)

往事を思う。〔後漢書列女祀の妻の伝〕名は、字は。~胡中に在ること十二年二子を生む。~後、亂離に感傷し、懷悲して、詩二を作る。

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