成田雲竹(読み)ナリタ ウンチク

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「成田雲竹」の解説

成田 雲竹
ナリタ ウンチク


職業
民謡歌手

生年月日
明治21年 1月15日

出生地
青森県

経歴
35歳まで警察官として北海道各地に勤務。大正9年民謡の道を志し、追分の佐々木冬玉師に入門。12年警察を退職し、プロの歌手として全国を巡演。その間、津軽謙良節、ホーハイ節などの民謡を発掘。また作業歌、山唄などに三味線尺八伴奏をつけて音楽ジャンルとしての一般化を図った。津軽を中心とした東北民謡第一人者として、高橋竹山をはじめて多くの弟子を育成した。

没年月日
昭和49年 5月22日 (1974年)

伝記
唄の神様の孫として―恋した、愛した、歩いた、謡った 奥田 學雲 著(発行元 文芸社 ’08発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「成田雲竹」の解説

成田 雲竹
ナリタ ウンチク

大正・昭和期の民謡歌手



生年
明治21(1888)年1月15日

没年
昭和49(1974)年5月22日

出生地
青森県

経歴
35歳まで警察官として北海道各地に勤務。大正9年民謡の道を志し、追分の佐々木冬玉師に入門。12年警察を退職し、プロの歌手として全国を巡演。その間、津軽謙良節、ホーハイ節などの民謡を発掘。また作業歌、山唄などに三味線、尺八の伴奏をつけて音楽ジャンルとしての一般化を図った。津軽を中心とした東北民謡の第一人者として、高橋竹山をはじめて多くの弟子を育成した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「成田雲竹」の解説

成田雲竹 なりた-うんちく

1888-1974 大正-昭和時代の民謡歌手。
明治21年1月15日生まれ。北海道での警察官時代,「追分(おいわけ)」の名人佐々木冬玉の門にはいる。大正12年警察官を辞職,各地で公演戦後,津軽三味線の高橋竹山とくみ,「津軽謙良節」「ホーハイ節」などの津軽民謡を全国にひろめた。昭和49年5月22日死去。86歳。青森県出身。本名武蔵(たけぞう)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android