戦後恐慌(読み)せんごきょうこう

旺文社日本史事典 三訂版の解説

戦後恐慌
せんごきょうこう

第一次世界大戦後の経済恐慌
戦後反動恐慌ともいう。1920年3月東京・大阪の株式市場の大暴落で始まった恐慌。繊維・米のに各種商品価格も暴落を続け,成金の多くは没落した。政府日本銀行大蔵省による大規模な救済融資を行い,約半年で沈静化した。

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世界大百科事典内の戦後恐慌の言及

【恐慌】より

…だが,この恐慌期における糸価の低落は紡績会社に新技術(リング精紡機)の導入を促す契機となり,そのことによって日本紡績業は輸入綿糸との角逐をとおして国内市場を制覇する方向を決定づけられたのであり,その意味で,この恐慌は日本資本主義確立のための必要な通過点であった。
[日清戦後恐慌]
 1890年恐慌後の不況は93年下期から回復するが,日清戦争によってその動きは中断される。この戦争の勝利によって日本は巨額の賠償金と中国への経済的進出のための諸権益を手に入れ,それらを基礎に95年下期以降の好況局面を通じて日本資本主義は綿糸紡績業を基軸に確立期を迎える。…

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