デジタル大辞泉 「戴き餅」の意味・読み・例文・類語 いただき‐もち【▽戴き餅】 円く平たくした糝粉しんこの餅をくぼめ、小豆餡あずきあんをのせたもの。4月8日の灌仏会かんぶつえに供えた。 いただき‐もちい〔‐もちひ〕【▽戴き▽餅】 平安時代、幼児の幸福を願って行う公家の儀式。また、そのとき用いる餅。年初の吉日などに、子供の頭に餅を三度触れさせて、前途を祝った。「正月一日、坎日かんにちなりければ若宮の御―のこと停とまりぬ」〈紫式部日記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「戴き餅」の解説 いただきもち【戴き餅】 糝粉(しんこ)の餅(もち)を丸く平らに作って中央をくぼませ、あずきのあんをのせたもの。4月8日の灌仏会(かんぶつえ)に供える。 いただきもちい【戴き餅】 平安時代に公家の間で行われていた、幼児の幸福を願って行う儀式。また、これに用いる餅(もち)。正月の三が日などの吉日に、幼児の頭上に餅をあてて前途を祝す一定の文言を唱えるなどした。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報