所由(読み)ショユウ

デジタル大辞泉 「所由」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ゆう〔‐イウ〕【所由】

基づくところ。物事のよってきたるところ。ゆえん
中国代に、官物出納をつかさどった官。
[類語]理由謂れゆえん曰く事由事情諸事情根拠意味原因故由ゆえよし事訳ことわけわけ合い訳柄わけがら子細

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精選版 日本国語大辞典 「所由」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ゆう‥イウ【所由】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 由来するところ。基づくところ。ゆえん。おこり。
    1. [初出の実例]「しなじなの所由をわきまへのべたれば」(出典:名語記(1275)五)
    2. [その他の文献]〔大毘婆沙論‐一一四〕
  3. 令制で、すでに僧尼となっている人から公験(くげん)を入手してその人の名義で僧尼となった人。
    1. [初出の実例]「凡僧尼不身捨一レ身。若違。及所由者。並依律科罪」(出典令義解(718)僧尼)
  4. 中国、唐代の府県官。地方小役人。所由官。〔新唐書‐崔咸伝〕

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普及版 字通 「所由」の読み・字形・画数・意味

【所由】しよゆう(いう)

由るところ。根本。〔荘子漁父物の由るなり。庶物之れを失ふは死し、之れを得るは生く。~故にの在るは、人之れをぶ。

字通「所」の項目を見る

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