手宮(読み)てみや

日本大百科全書(ニッポニカ)「手宮」の解説

手宮
てみや

北海道南西部、小樽(おたる)市北西部の一地区。1880年(明治13)北海道最初の鉄道(幌内鉄道(ぽろないてつどう)、のち国営化)が手宮―札幌間に通じ、手宮は鉄道発祥の地として知られる。手宮機関庫跡に小樽市総合博物館(旧、小樽交通記念館)が設置され、蒸気機関車のしづか号(静号)・大勝号(たいしょうごう)、客車の「い一号」などが展示される。なお博物館の付近には国指定史跡の手宮洞窟遺跡(てみやどうくついせき)がある。

[瀬川秀良]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「手宮」の解説

手宮
てみや

北海道北西部,小樽市の北西部にある港湾地区。地名はアイヌ語のテンムンヤ (海草が寄る海岸の意) に由来。 1880年札幌まで鉄道が開通し,石狩炭田の石炭積出港となった。現在は水産加工,造船などが行われる。ヒメコマツの北限。北海道鉄道発祥の地を記念して設けられた北海道鉄道記念館,史跡手宮洞穴がある。

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世界大百科事典内の手宮の言及

【小樽[市]】より

…重要な港湾をもち,函館本線が通じている。1880年小樽湾西部の手宮と札幌との間に北海道最初の鉄道(のちの手宮線,1962年旅客営業廃止)が通じて札幌の外港として位置づけられ,83年幌内までの鉄道延長により,石炭,木材,農産物の移出港となり,同時に港湾を背景とする商業活動の中心地となった。長大な防波堤や埠頭,運河の建設が進められて,港湾機能は漸次その中心を東に移しながら整備され,第2次世界大戦前は本州,樺太,大陸との間の船舶の往来がはげしく,商業活動は活発で,函館とともに道内商圏を南北に二分していた。…

※「手宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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