手振り(読み)テブリ

デジタル大辞泉の解説

て‐ぶり【手振り】

手を振ること。手を動かすこと。また、その手つき。「身ぶり手振りで説明する」
取引所で、場立ちが売買のための合図をで示すこと。また、その場立ち。
競り市などで、競り人が値段をつけるために振る手。また、その競り人。
供の者。従者。
「しもつかへ、―などが具しいけば」〈かげろふ・上〉
手に何も持たないこと。手ぶら。
「淀の里より―で行きて」〈浮・永代蔵・五〉
元手がないこと。無一文。
「金銀にうとまれ、―になりたる我なれば」〈浄・淀鯉〉
手風(てぶり)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

てぶり【手振り】

手の動かし方。手のしぐさ。手つき。 「 -をまじえて話す」
取引所で、会員の代理人が売買のために符丁の手を振ること。また、それをする人。
書体。書風。
振る舞い。風俗。習わし。 「都の-たちまちに改まりて/方丈記」
供人。従者。 「しもつかへ、-などが具しいけば/蜻蛉
手に何も持たないこと。てぶら。 「長居はおそれありといふて-で帰りける/浮世草子・胸算用 3
財産・金などのないこと。元手がないこと。 「 -でかかることは…取手の師匠か取揚婆々/浮世草子・永代蔵 3

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の手振りの言及

【取引所】より

… 手じまう信用取引で建玉を転売または買い戻して決済し,売買関係から離れることをいう。 手振り取引所内において,会員証券会社の代理人が売買を執行するために手を振ってサインを送ることをいう。また,その手を振る人を指すこともある。…

【符丁(符牒)】より

…符丁は文字符丁や口唱符丁に限らない。市場内では手の振り方で売買の数量を決めているが,これを手振りといい,符丁の一種である(図参照)。【米良 周】。…

※「手振り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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