打放しコンクリート(読み)うちはなしコンクリート

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「打放しコンクリート」の意味・わかりやすい解説

打放しコンクリート
うちはなしコンクリート

建築用語。建築物に一切仕上げを施さず,コンクリート型枠をはずした面をそのまま仕上げ面とするもの。型枠表面の凹凸を装飾的に扱うこともあったが,最近では平滑な面を強調するものが多い。施工に際しては型枠表面が美しいこと,型枠組立てに高い精度が要求されること,密実なコンクリートを使用しなければならないこと,など困難な点も多い。しかしコンクリート素材のもつ美しさを直截に表現するこの手法は,近代建築家の多くが好むところとなったが,完成後の汚れによるメンテナンスの問題と,1970年代頃からの近代建築のテーゼに対する反動によって,以前ほど盛んには用いられなくなっている。

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リフォーム用語集 「打放しコンクリート」の解説

打放コンクリート

コンクリート造建築物の仕上げの一種。 基本的には現場打ちコンクリートの上に、塗装タイル石張りなどの仕上げ工程を省き、型枠を外した直後のむき出しのままの状態のコンクリートを仕上げとする手法。そのままでは雨水浸透による劣化や黒カビ・藻などによる汚染が心配されるため、耐水性を上げる撥水材を塗布する事が一般的になっている。

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