成算(読み)セイサン

デジタル大辞泉 「成算」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「成算」の意味・読み・例文・類語

せい‐さん【成算】

  1. 〘 名詞 〙 あることを成しとげることのできる見込み。心中成案
    1. [初出の実例]「其於利病得失、確有成算、咸可施行」(出典:宕陰存稿(1867)三・送安井仲平東游序)
    2. 「当初から胸中に成算があって斯程の変化を示したものか」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)
    3. [その他の文献]〔隋書‐柳彧伝〕

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普及版 字通 「成算」の読み・字形・画数・意味

【成算】せいさん

既定計画。成功のみこみ。宋・邵雍〔竜門道中の作〕詩 卷舒(くわんじよ)、我に在りてり 用舍、時に隨ひて定名無し 滿目の雲山(とも)に是れ樂 一毫の榮辱、くを須(もち)ひず

字通「成」の項目を見る

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