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折納 せつのうZhe-na; Chê-na

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

折納
せつのう
Zhe-na; Chê-na

中国の財政制度政府に納める現物の租税を別の等価物で代納すること。たとえば,以後の両税法で,初めは銭額で税額を定めたため,銭納原則であったが,銅銭の不足から,農村では銭に代えて穀帛などを納めさせた。これを折納といった。明では初め両税は米麦などの現物納を原則としたが,これを本色といい,別の絹,銭鈔,銀などで代納するのを折色,折納といった。

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世界大百科事典 第2版の解説

せつのう【折納 zhé nà】

中国の税制用語。税法上に本来納付すべきものと指定されている銭物を本色(ほんしき)といい,本色に代えて納めるものを折色(せつしき)という。折は換算,換算交換を意味する。本色を折色に代えて納めるのが折納で,本色から折色への換算は通常納税時の市価によっていた。折納は,財政上,本色外の銭物が必要になったとき,不作のため本色の納付が困難なときに多く行われたが,財政窮乏時には増収をはかって往々,本色が高く折色が低く評価され弊害を生じていた。

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大辞林 第三版の解説

せつのう【折納】

中国、唐・宋代の制度で、政府に納入すべき銭物を等価の他物に換算して納入すること。

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