鈔法(読み)しょうほう(英語表記)chāo fǎ

世界大百科事典 第2版の解説

しょうほう【鈔法 chāo fǎ】

中国の宋代に発達した専売法。専売の方式には政府機関の手で消費者への販売を行う官売法と商人に販売をまかせる通商法とがあり,通商法では商人に政府発行の手形(塩鈔,茶引(ちやいん)など)を買わせ,手形と引き替えに生産地で専売品と専売許可証とを渡し,所定の地域内で販売させていた。この専売方式を鈔法という。その特徴は鈔引の発売と財政に必要な物資,特に糧草(兵食馬料)の調達とを連結し,専売品の販売を望む商人を誘導して,必要な物資を必要な場所に入中(にゆうちゆう)(入納)させ,その代価の償還に鈔引を用い,政府機関の手で現物を消費地に運送して人民を役使するのを避けた点にある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android