デジタル大辞泉 「抽象的」の意味・読み・例文・類語 ちゅうしょう‐てき〔チウシヤウ‐〕【抽象的】 [形動]1 いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を抽象的にとらえる」2 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「抽象的で、わかりにくい文章」⇔具象的/具体的。[類語]観念的・アブストラクト 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「抽象的」の意味・読み・例文・類語 ちゅうしょう‐てきチウシャウ‥【抽象的】 〘 形容動詞ナリ活用 〙① 個々の事物の本質・共通の属性を抜き出して、一般的な概念をとらえるさま。[初出の実例]「もしその意味が単に抽象的共通といふことであれば」(出典:善の研究(1911)〈西田幾多郎〉一)② 単に概念的に思考されるだけで、実際の形態・内容を持たないさま。⇔具体的。[初出の実例]「『俗』と『粋』若くは『通』とは〈略〉自(おのづか)ら画定せる区域なきにあらねども之を抽象的(チウシャウテキ)に説くは中々難かし」(出典:文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例