拘留孫仏(読み)クルソンブツ

デジタル大辞泉 「拘留孫仏」の意味・読み・例文・類語

くるそん‐ぶつ【拘留孫仏】

《〈梵〉krakucchandha-buddhaの音写過去七仏の第四仏。賢劫げんごうの時に出現する千仏の第一仏。くるそん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「拘留孫仏」の意味・読み・例文・類語

くるそん‐ぶつ【拘留孫仏】

  1. ( [梵語] krakucchandha-buddha の訳語 ) 仏語。過去七仏の第四。また現代を含む賢劫(げんごう)の時代に出現するという千仏の第一仏。姓は迦葉(かしょう)、父は祀得、母は善枝、子は上勝といい、尸利沙樹下で成仏したと伝えられる。出世の時期は人寿四万歳とも五万歳とも六万歳ともいわれ、定説はない。一度の説法で解脱させた衆生の数は四万人という。くるそん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android