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拠点開発 きょてんかいはつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

拠点開発
きょてんかいはつ

全国総合開発計画 (1962) において採用された地域開発方式。大都市の過密の弊害を除去し,地域格差を是正するため,開発の遅れた地域にいくつかの戦略的な拠点を定め,その周辺地域に開発の波及効果を及ぼそうとするもので,従来の総花的な全域開発方式に対する反省の産物である。開発拠点としては工業開発拠点と地方開発拠点が考えられており,前者は主として大規模な工業などの集積をもたせることにより,周辺の開発を促進する役割をもち,後者は大規模な外部経済の集積をもたせることによって,東京,大阪,名古屋のもつ外部経済の集積を利用しにくい地域の飛躍的な発展を可能にする中枢主導的な役割をもたせようとするもので,新産業都市は前者に,地方開発都市は後者に対応している。この拠点開発構想の一層の拡充深化をはかったものが新全国総合開発計画 (新全総,69) であり,そこでは拠点と拠点を結ぶ交通・通信体系の整備が強調された。これを受けて構想された日本列島改造論 (72) の新 25万都市構想や第3次全国総合開発計画 (三全総,77) の定住構想も,拠点開発方式の拡充といってよい。成長の極という考え方も同様である。

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