掃き溜めに鶴(読み)ハキダメニツル

デジタル大辞泉 「掃き溜めに鶴」の意味・読み・例文・類語

めにつる

つまらない所に、そこに似合わぬすぐれたものや美しいものがあることのたとえ。ごみために鶴。塵塚ちりづかに鶴。
[類語]鶏群けいぐん一鶴いっかく珠玉の瓦礫がれきに在るが如しくれない園生そのうに植えても隠れなし藪に剛の者

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精選版 日本国語大辞典 「掃き溜めに鶴」の意味・読み・例文・類語

はきだめ【掃溜】 に 鶴(つる)

  1. つまらない所に、きわだってすぐれたものがあらわれたたとえ。また、そのもの。掃溜へ鶴がおりる。塵塚に鶴。
    1. [初出の実例]「はき溜に鶴門部屋に国家老」(出典:雑俳・柳多留‐二一(1786))

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ことわざを知る辞典 「掃き溜めに鶴」の解説

掃き溜めに鶴

ごみ捨て場のようなつまらない所に、とびきり優れた人や美しい女性が現れることのたとえ。

[使用例] 来年一杯でよ奉公ねんが明けるが、あの破れ屋に戻ってきたら、まるで掃き溜めに舞い降りた鶴のようでよ禰も戸惑うだろうが[有吉佐和子*助左衛門四代記|1963]

[解説] 男性についても使わないわけではありませんが、用例をみると、多くは女性の形容として使われており、現代ではほぼ女性にかぎられています。

[類句] 掃き溜めへ鶴が降りる/鶏群一鶴

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