デジタル大辞泉 「揆」の意味・読み・例文・類語 き【揆】[漢字項目] [音]キ(漢)1 はかる。はかりごと。「揆度きたく」2 やり方。全体的な過程や規模。「一揆」 き【×揆】 やり方。方法。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「揆」の意味・読み・例文・類語 き【揆】 〘 名詞 〙① はかること。はかりごと。また、のり。みち。やり方。方法。[初出の実例]「東西政治家の説、其揆は一なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)[その他の文献]〔春秋左伝‐文公一八年〕② 宰相。大臣。また、その位。〔晉書‐礼志上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「揆」の読み・字形・画数・意味 揆12画 [字音] キ[字訓] はかる[説文解字] [字形] 形声声符は癸(き)。〔説文〕十二上に「(はか)るなり」とあり、癸・(葵)・揆はみな同訓の字。癸は楽器などを立てる台座として用いる柎足(ふそく)の形と考えられ、列置する間隔を定めることから、はかる意となったものであろう。席をもつ形の度が、席間をはかる意となるのと同じ。〔詩、風、定之方中〕に「之れを揆るに日を以てす」とあり、日景を揆って方位を正すことをいう。癸はその柱を立てる台とみてもよい。と通用し、〔詩、小雅、采〕に「天子之れをる」とみえる。[訓義]1. はかる。2. はかりかた、みち。3. はかりごと。4. はかり考える人、つかさ、宰相。[古辞書の訓]〔名義抄〕揆 ハカリゴト・ムネ・サイツチ・イサム・ハカル・キヒシ・ノリ・ツバヒラカナリ・オモムク 〔字鏡集〕揆 オモムク・イサム・サイツチ・ハカリゴト・ワタル・オモフク・ワクル・キビシ・ノリ・ムネ・ハカル・ツバヒラカナリ[熟語]揆一▶・揆画▶・揆景▶・揆宰▶・揆策▶・揆日▶・揆叙▶・揆席▶・揆測▶・揆度▶・揆端▶・揆地▶・揆程▶・揆徳▶・揆務▶・揆理▶・揆路▶[下接語]一揆・首揆・準揆・測揆・度揆・道揆・百揆・法揆・両揆 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報