教士(読み)キョウシ

デジタル大辞泉 「教士」の意味・読み・例文・類語

きょう‐し〔ケウ‐〕【教士】

全日本剣道連盟が授与する称号の一。範士の下、錬士の上の位。審査会の議決を得て授与される。→範士錬士

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精選版 日本国語大辞典 「教士」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しケウ‥【教士】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 全日本剣道連盟が剣道、居合道杖道に対して授与している称号の一つ。段位が五段に達した者のうち一定試験を課し、範士、教士、錬士の順で与えるものの次位。錬士七段以上で、指導力があると認められた人に審査のうえ授与される。
  3. きょうし(教師)
    1. [初出の実例]「近世英亜両国より多く教士(ケウシ)を遣て、専ら耶蘇教を伝授し」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編)

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普及版 字通 「教士」の読み・字形・画数・意味

【教士】きよう(けう)し

訓練した兵士。〔史記、越王勾践世家〕勾踐(こうせん)復(ま)た蠡(はんれい)に問ふ。蠡曰く、可なりと。乃ち千人士四人、君子六千人、千人を發しを伐つ。

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世界大百科事典(旧版)内の教士の言及

【剣道】より

…しかし,現代剣道における段位・称号制度のスタートは,1902年大日本武徳会がその振興政策の一環として制定した〈武術家優遇例〉である。ここで,範士,教士の称号制度を定め,範士には終身25円以内の年金を贈与することとした。〈武術家優遇例〉は18年〈武術家表彰例〉と改められ,さらに34年に改正されて,新たに錬士の称号が設けられ,初段から十段にいたる段位の規定も設けられた。…

※「教士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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