散氏盤(読み)さんしばん

百科事典マイペディア 「散氏盤」の意味・わかりやすい解説

散氏盤【さんしばん】

中国出土口径50.5cm,高さ20.5cmの盛水用青銅器。盤の内側には349字の銘文があり,内容西周後期の【そく】,散の両国間の境を定めた契約書となっている。出土の経緯,銘の内容等不明な点が多い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「散氏盤」の意味・わかりやすい解説

散氏盤
さんしばん
San-shi-pan

中国,西周後期の 19行 350字の銘文を有する盛水用銅器。口径 50.5cm,高さ 20.5cmで,き竜文饕餮文が施され,銘文にはそくの国と散 (さん) の国の境界に関する契約が書かれている。

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