デジタル大辞泉 「斜面崩壊」の意味・読み・例文・類語 しゃめん‐ほうかい〔‐ホウクワイ〕【斜面崩壊】 斜面の表層にある土砂や岩石が滑り落ちる現象。山崩れ、がけ崩れ、土砂崩れなど。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斜面崩壊」の意味・わかりやすい解説 斜面崩壊しゃめんほうかいmass movement 斜面を形成する岩屑および岩盤の一部が,同時に大量に斜面下方へ移動することにより引き起こされる浸食。「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」(土砂災害防止法)では,傾斜度が 30°以上である土地が崩壊する自然現象と規定され,山崩れ,崖崩れ,土砂崩れなどが含まれる。均質な,含水量の等しい物質からなる斜面が浸食される速度は斜面の勾配の関数であり,勾配が急なほど浸食速度は速い。これを斜面勾配の法則という。斜面崩壊は物質の移動形式,移動の相対速度,物質の種類,移動する物質の含水量により分類することができる。おもに重力の影響によるものであることから,それによって生成した堆積物を重積土と総称する。(→海底地すべり,地すべり,土石流) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
岩石学辞典 「斜面崩壊」の解説 斜面崩壊 斜面を形成する岩屑および岩盤の一部が,同時に大量に斜面下方に移動することによって引き起こされる浸食[木村ほか : 1973]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報