斯道(読み)シドウ

デジタル大辞泉 「斯道」の意味・読み・例文・類語

し‐どう〔‐ダウ〕【×斯道】

学問技芸などで、この道、この分野。「斯道大家
《「論語雍也ようやから》孔子の説く、聖人の道。また、その教え。

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精選版 日本国語大辞典 「斯道」の意味・読み・例文・類語

し‐どう‥ダウ【斯道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 孔子の説く、聖人の道。また、孔孟の教え。儒学の道。
    1. [初出の実例]「莫揖譲堯舜率斯道以安上、干戈履発抱茲緒以化上レ下」(出典経国集(827)二〇・白猪広成対策)
    2. [その他の文献]〔論語‐雍也〕
  3. 日本古来の天皇の政道皇道
    1. [初出の実例]「上古神聖、立極垂統〈略〉其所以照臨六合、統御宇内者、未嘗不一レ斯道也」(出典:弘道館記(1838))
  4. その方面。その人が従事している方面。その人が専門としている分野。
    1. [初出の実例]「去年の夏から端艇(ボート)に凝って、斯道(シドウ)の上手と聞えた川村龍彦」(出典:暑中休暇(1892)〈巖谷小波〉三)
  5. ( 隠語的に用いられて ) 好色の道。女色、情欲などの方面。

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普及版 字通 「斯道」の読み・字形・画数・意味

【斯道】しどう(だう)

聖人の道。〔孟子、万章下〕予(われ)は天民の先覺なるなり。予將(まさ)に斯を以て斯の民を覺(さま)さんとす。予之れを覺すに非ずして、誰(たれ)ぞや。

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