新谷藩(読み)にいやはん

日本大百科全書(ニッポニカ)「新谷藩」の解説

新谷藩
にいやはん

伊予国(愛媛県)大洲(おおず)より分封された外様(とざま)小藩。1623年(元和9)に大洲藩主加藤貞泰(さだやす)の次男直泰(なおやす)が領内で24村1万石を与えられて立藩。喜多(きた)郡上新谷(かみにいや)村(大洲市新谷町)に陣屋を置いた。9代240余年間続いて明治維新に及んだ。1万石は大洲藩の内分で、朱印状は与えられていない。藩領は大洲藩領内に一村ごとに散在し、相給(あいきゅう)の村もあった。藩校は求道軒(きゅうどうけん)といった。陣屋跡は小学校敷地となり、麟鳳閣(りんぽうかく)という遺構が現存する。

[伊藤義一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「新谷藩」の解説

新谷藩
にいやはん

江戸時代,伊予国 (愛媛県) 喜多郡新谷を中心とし各地の飛地を領有した藩。同国大洲藩加藤氏の支藩,1万石で,元和9 (1623) 年から廃藩置県にいたった。外様,江戸城柳間詰。

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