新赤色砂岩(読み)しんせきしょくさがん(その他表記)New Red Sandstone

改訂新版 世界大百科事典 「新赤色砂岩」の意味・わかりやすい解説

新赤色砂岩 (しんせきしょくさがん)
New Red Sandstone

旧赤色砂岩に対して,イギリスに分布する新期の赤色岩層につけられた総称。時代的には,二畳紀~三畳紀にまたがるもの。新赤砂岩ともいう。石炭系またはこれより古い地質系統を不整合におおい,海成ジュラ系に不整合におおわれる。下部はドイツの二畳系赤底統に,三畳系の一部は同じくドイツの斑砂(はんさ)統に相当する主として陸成の厚い赤色岩層で,バリスカン造山運動の後造山性堆積物とみなされる。礫層(れきそう)のような粗粒堆積のみでなく,風成の砂,シルト岩層や,ときに岩塩セッコウのような蒸発岩をはさみ,乾燥・砂漠性気候下の堆積とされる。二畳系に当たる部分は,北方に海成石灰岩,苦灰岩に移化する。化石はごくまれで,原始爬虫類,古い球果類裸子植物,両生類足跡化石などが知られる。日本には,これに相当する陸成層の発達はない。
旧赤色砂岩
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最新 地学事典 「新赤色砂岩」の解説

しんせきしょくさがん
新赤色砂岩

New Red Sandstone

石炭紀末~ペルム紀のバリスカン造山運動によって,中部ヨーロッパ南部の褶曲山地内側に発達した陸成赤色岩層。礫岩・アルコース質砂岩・頁岩からなり,一部に浅海成薄層を挟在。大部分は赤底統~三畳系で,デボン紀の旧赤色砂岩(カレドニア変動による)と同じ内陸的乾燥気候条件下の堆積。植物化石や動物の痕跡化石を含む。広域的に著しい不整合で下位の諸層(上部石炭~三畳系)上にのる。英国では上・下に二分(R.I.Murchison, 1841)され,ドイツでは上部のみが発達し,Bunter砂岩,Muschelkalk, Keuper層が相当する。

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百科事典マイペディア 「新赤色砂岩」の意味・わかりやすい解説

新赤色砂岩【しんせきしょくさがん】

中部ヨーロッパのバリスカン造山運動による山脈の内側に堆積した三畳系。乾燥気候のもとで形成された赤色の砂岩・レキ岩を特徴とする陸成層を主とし,浅海成層をはさむ。デボン紀のカレドニア造山運動による旧赤色砂岩に対し新赤色砂岩と呼ばれる。広義には各地の同じ時期の同様の堆積層に対しても使用。

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