方立(読み)ホウダテ

デジタル大辞泉の解説

ほう‐だて〔ハウ‐〕【方立】

門などに、扉を受けるために両側に立てる小柱または細長い板。ほこだち。
牛車(ぎっしゃ)の箱の前後の出入り口の左右に設けた手形のついた木。ほこだち。
箙(えびら)の下の方の鏃(やじり)を差し込む箱の部分。
高欄の端に突き出て反っている木。
方法をたてること。
「国ノオサメカタノ―」〈和英語林集成

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大辞林 第三版の解説

ほうだて【方立】

〔「方立」は当て字か〕
円柱や柱のない壁などに建具を取り付けるために立てる縦長の角材。柱寄はしらよせ。方立柱。ほおだて。
牛車の前後の入り口の左右にある柱。
えびらの下方の箱の部分。頰立。
高欄の端に突き出ている反り木。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の方立の言及

【箙】より

…しかし日記,物語類にはなお箙と記して胡籙の意に用い,また箭を盛ったものを胡籙といい,容器のみの場合に箙といったこともあるらしい。
[形状と名所]
 箭を受ける箱を方立(ほうだて)といい,方立に前板・両脇板・背板があり,背板の両端から〈はたて(羽立)〉の蔓(つる)が高く立てられ,上端に高頭(たかかしら)が作られ,はたての間に山道の形に蔓を張り,下方に箭搦(やがらみ),高頭に箭束(やたばね),はたての右に受緒(うけお)の根緒(ねお),左に懸緒(かけお)などの緒所がつけられている。方立の内には鏃(やじり)の先を受ける箭配(やくばり)の櫛形(くしがた)板や筬竹(おさたけ)を張り渡し,方立の前板に角製の蜻蛉(とんぼ)形を飾り付けてあるのが普通である。…

※「方立」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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