日夕(読み)ニッセキ

デジタル大辞泉 「日夕」の意味・読み・例文・類語

にっ‐せき【日夕】

昼と夜。よるひる。
(副詞的に用いて)昼も夜も。いつも。
「ここに―、自分が住むことになるのか」〈島木健作生活の探求

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精選版 日本国語大辞典 「日夕」の意味・読み・例文・類語

にっ‐せき【日夕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昼と夜。日夜。副詞的にも用いる。昼も夜も。
    1. [初出の実例]「如何となれば、飲食の人を養ふことは人皆日夕に之を目睹すればなり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐飲酒詩〕
  3. 日暮れ
    1. [初出の実例]「日夕君門閉、孤思不暫安」(出典:文華秀麗集(818)中・奉和長門怨〈巨勢識人〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐飲酒詩〕

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普及版 字通 「日夕」の読み・字形・画数・意味

【日夕】につせき

夕方。また、ひるも夕も。晋・陶潜飲酒、二十首、五〕詩 山氣、日夕に佳なり 飛鳥相ひ與(とも)にる 此の中(うち)、眞り 辯ぜんと欲して、已に言を

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