日本橋魚市(読み)にほんばしうおいち

百科事典マイペディア 「日本橋魚市」の意味・わかりやすい解説

日本橋魚市【にほんばしうおいち】

江戸時代江戸市中の鮮魚をまかなった魚市場日本橋北詰の東側,本船(ほんふね)町・安針(あんじん)町・本小田原(ほんおだわら)町・長浜(ながはま)町などの一帯,現在の東京都中央区室町1丁目,本町1丁目付近は,多くの鮮魚商が軒を並べ,日銭千両の隆盛を誇っていた。明治維新後もにぎわったが,関東大震災後,魚市場は築地移転
→関連項目魚河岸日本橋(地名)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

旺文社日本史事典 三訂版 「日本橋魚市」の解説

日本橋魚市
にほんばしうおいち

江戸時代,江戸日本橋の魚市場
16世紀末の徳川家康の江戸入府とともに開設といわれ,幕府御用とともに江戸市民の需要に応じた。大坂雑喉場 (ざこば) と並ぶ魚市場。1923年の関東大震災後,築地魚市場中央卸売市場)に統合された。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android