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日本発の現代アート にほんはつのげんだいあーと

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知恵蔵の解説

日本発の現代アート

日本の若手アーティストを代表する村上隆と奈良美智の絵画が2006年5月、ニューヨークオークションそれぞれ100万ドルを超える値で落札された。村上の作品「NIRVANA」(01年)がサザビーズで113万6000ドル(約1億3000万円、手数料含む)、奈良の「Missing in Action」(1999年)がクリスティーズで108万ドル(約1億2000万円、同)をつけた。現役日本人作家として最高落札額の記録は、2005年に119万2000ドル(約1億3000万円、同)で「No.B,3」(62年)が落札された草間彌生。現役日本人の100万ドル作家が3人になった。日本的なアニメやマンガを連想させる村上や奈良の作風への評価が定まってきたことに加え、ここ4、5年、米国を中心とした美術市場が高騰を続けていることも高額落札の背景にある。 欧米でジャパンクールなどと呼ばれて注目されている日本製のアニメやマンガだが、日本の美術展でも欠かせない存在になっている。06年にはマンガ家のしりあがり寿が「日本×画展」、岡崎京子が「ライフ」展といった企画展に参加。また「ウルトラマン展」のほか、05年からアニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにした「ガンダム展」も全国巡回を続けている。入館者数を増やしたいという美術館の事情が透けてみえる。だが、02年から巡回した「THEドラえもん展」で、村上隆や奈良美智、福田美蘭らがマンガをもとに作品を制作したように、同時代表現への影響や、日本の美意識の源流を探る試みとしても注目される。

(山盛英司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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