日清製油(読み)にっしんせいゆ

百科事典マイペディア 「日清製油」の意味・わかりやすい解説

日清製油[株]【にっしんせいゆ】

食用油の最大手メーカー。1907年設立。1918年現社名に変更。大豆油の食用化事業からスタートし,各種植物油を製造する総合製油業へ転換。高度成長期に生じた〈食生活の洋風化〉で業績を順調に伸ばすとともに,今日にいたるまで事業多角化を推進。1972年ドレッシング発売で加工食品分野,1975年化粧品原料・医薬品原料等のファインケミカル事業,1980年代初頭に飲料事業,1988年コンピューター事業,1989年天丼のファストフード店による外食事業,1990年フィットネス事業などに参入した。2002年4月,日清製油,リノール,ニッコーの製油3社が経営統合し,日清オイリオグループ設立。日清製油は日清オイリオに社名変更し,グループの中核を担う。日清オイリオグループは,本社東京,2011年資本金163億円,2011年3月期売上高3052億円。売上構成(%)は,精油関連92,ヘルシーフーズ・大豆蛋白3,ファインケミカル2,その他3。海外売上比率26%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日清製油」の意味・わかりやすい解説

日清製油
にっしんせいゆ

食用油メーカー最大手。 1907年中国の大連に工場を設け日清豆粕製造を設立,1918年日清製油に社名変更。当初,大豆油,油粕の生産に携わり,のち化学部門も手がけた。第2次世界大戦後徐々に生産能力拡張,1949年北海製油を合併,1965年までには東洋一の製油総合工場を横浜に完成した。 2002年 10月,日清オイリオへ営業のすべてを分社型新設分割により承継させ持株会社移行,商号を日清オイリオグループに変更。

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