日置八幡宮(読み)へきはちまんぐう

日本歴史地名大系 「日置八幡宮」の解説

日置八幡宮
へきはちまんぐう

[現在地名]日置町大字日置上 宮ノ馬場

旧称を亀山かめやま八幡宮と称し、祭神は応神天皇・仲哀天皇神功皇后。旧郷社。

社家高山家所蔵の暦応二年(一三三九)三月二二日付日置八幡宮文書に「右如朝恒申者 当荘諸社事、先祖包房承久三年十月十六日、諸社大宮司可領知之旨預御下知畢、然之間包房・包宗・重宗・朝恒四代相続仕所致御祈祷也」とあり、「注進案」には社蔵の建長五年(一二五三)三月一五日付の源包房大宮司職補任状を載せる。


日置八幡宮
へきはちまんぐう

[現在地名]佐屋町日置 本郷

祭神応神天皇・神功皇后・玉依姫命。

源頼朝の勧請と伝えられ、殿舎大門の通りもすべて鎌倉の鶴岡つるがおか八幡宮に倣ったという。「尾張志」は「境内いと広く古松茂りて大社の俤いちしるしく、禰宜屋敷・神子屋敷なと字に呼る地もあれハ、式内の由乃伎神社かもはかりかたし、さあらは頼朝卿の勧請ありしハ、別宮にてもあるへし」と記し、式内説を添えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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