旺文社(読み)おうぶんしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「旺文社」の意味・わかりやすい解説

旺文社
おうぶんしゃ

出版社。教育関連を主力とする。1931年,欧文社の名で赤尾好夫創立。1932年受験雑誌『受験旬報』(1941『螢雪時代』に改題)を創刊。1935年赤尾の考案で『英語基本単語集』(赤尾の豆単)を刊行,ヒット商品となる。1942年現社名に改称受験参考書を中心に出版活動を続けるほか,学生,一般向けの出版物や,デジタルメディアなども展開。

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世界大百科事典(旧版)内の旺文社の言及

【受験参考書】より

…藤森の〈考へ方主義〉の影響下に書かれた,小野圭次郎《英文の解釈・考へ方と訳し方》(山海堂,1921)は,72年までに1050版,600万部を売ったという。赤尾好夫が日本で初めて通信添削形式による受験指導を始めたのは1932年のことであるが,赤尾好夫《英語基本単語熟語集》(旺文社,1942)も,〈豆単〉とよばれて受験生に歓迎された。1941年には,旺文社が受験雑誌《蛍雪時代》を創刊して,受験産業に君臨するようになる。…

※「旺文社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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