明電舎(読み)めいでんしゃ

百科事典マイペディア 「明電舎」の意味・わかりやすい解説

明電舎[株]【めいでんしゃ】

電力流通分野主体の重電機メーカー。住友グループ。1897年重宗芳水が電気機械工場明電舎を創業。1917年明電舎として設立。1901年,当時としては画期的な〈100キロワット回転界磁形3相交流発電機〉を製造したことで知られる。1980年代以降は,パワートロニクスに加えて,メカトロニクスおよびエレクトロニクス分野に進出し,システムエンジニアリング企業としてバランスのとれた発展を目指している。本社東京。工場東京,沼津など。2011年資本金170億円,2011年3月期売上高1677億円。売上構成(%)は,社会システム60,産業システム16,エンジニアリング13,不動産2,その他9。海外売上比率16。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明電舎」の意味・わかりやすい解説

明電舎
めいでんしゃ

重電メーカー。 1897年電気工場明電舎として個人創業。 1917年に株式会社化された。第2次世界大戦後は大崎品川名古屋平坂の工場で再開。 61年には沼津に電子装置工場と新型回転機工場を稼働。現在は回転機,変電機器,水処理制御システムの製造を中心とし,メカトロニクス部門にも力を入れている。売上構成比は,装置 39%,変電機器 14%,電気工事 15%,回転機 12%,その他 20%。年間売上高 2183億 5300万円 (連結。うち輸出 10%) ,資本金 170億 7000万円,従業員数 4428名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「明電舎」の解説

明電舎

正式社名「株式会社明電舎」。英文社名「MEIDENSHA CORPORATION」。電気機器製造業。明治30年(1897)創業。大正6年(1917)設立。本社は東京都品川区大崎。重電機メーカー。上下水道の各種処理装置・電力系統監視制御システムなどに実績ほかに民間向け産業システムなど。東京証券取引所第1部・名古屋証券取引所第1部上場。証券コード6508。

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