春巻(読み)ハルマキ

デジタル大辞泉 「春巻」の意味・読み・例文・類語

はる‐まき【春巻(き)】

中国料理点心の一。刻んだ豚肉竹の子などの春の野菜を、小麦粉で作った薄い皮で包み、油で揚げたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「春巻」の意味・読み・例文・類語

はる‐まき【春巻】

  1. 〘 名詞 〙 中国料理の点心の一つ。炒めた肉、えび、野菜などの具を小麦粉の皮に包み、油で揚げたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「春巻」の意味・わかりやすい解説

春巻
はるまき

中国料理の点心(てんしん)の一つ。小麦粉でごく薄い皮をつくり、この中に春の香りとして、春の野菜や豚肉を炒(いた)めたものを巻き込み、油で揚げる。これに酢じょうゆ、ラーユー、練りがらしなどをつけて食べる。中国では立春行事として春餅(チュンピン)をつくって食べ、春を喜び迎える習慣があるが、この春餅とすこし異なる形態の春巻を立春のころにつくって、春を迎える所もあるという。

 この春巻はいつのころから始まったのかさだかではないが、日本では春餅よりも春巻のほうが一般に愛好されている。

[野村万千代]

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百科事典マイペディア 「春巻」の意味・わかりやすい解説

春巻【はるまき】

中国料理のチュンチュワン。立春につくるチュンピン(春餅)に由来。小麦粉を薄く円形に焼いて皮とし,豚肉,シイタケ,ニラなどを細切りにしていためたものを入れ,巻き包んで油であげる。点心の一つで軽食副菜などにもする。皮は四角いものが市販されている。

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