春楡(読み)ハルニレ

デジタル大辞泉 「春楡」の意味・読み・例文・類語

はる‐にれ【春×楡】

ニレ科の落葉高木。山地に生え、高さ約30メートル。樹皮灰褐色。葉は倒卵形でざらつく。春、葉より先に、黄緑色小花が群がりつく。エルム。やにれ。にれ。
[類語]

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精選版 日本国語大辞典 「春楡」の意味・読み・例文・類語

はる‐にれ【春楡】

  1. 〘 名詞 〙 ニレ科の落葉高木。北海道、本州、まれに四国、九州の山地に生える。高さ三〇メートル、径一メートルに達することがある。樹皮は灰褐色。幹にはしばしばこぶ状の突起ができる。葉は互生して短柄をもち表面はざらつく。縁に二重鋸歯がある。春、葉に先だって黄緑色の微細な花が群がりつく。果実は倒卵形で長さ約一センチメートル、広い翼がある。材は建築・器具家具などに用いる。にれ。ねり。やにれ。〔物品識名(1809)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「春楡」の解説

春楡 (ハルニレ)

学名Ulmus davidiana var.japonica
植物。ニレ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

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