晩霜(読み)バンソウ

デジタル大辞泉 「晩霜」の意味・読み・例文・類語

ばん‐そう〔‐サウ〕【晩霜】

晩春初夏ころに降りる霜。育ちはじめた草木の葉や芽を傷め、作物被害を与える。おそじも。 春》
[類語]薄霜初霜別れ霜早霜遅霜霜柱降霜露霜

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精選版 日本国語大辞典 「晩霜」の意味・読み・例文・類語

ばん‐そう‥サウ【晩霜】

  1. 〘 名詞 〙 晩春、初夏の頃、気温が急に低下して生ずる霜。ふつう、四月中旬から五月上旬のころ、日本付近を大陸からの移動性高気圧が通過するときにおりる。育ち始めた草木の葉や芽を傷め、作物に被害を与える。忘れ霜。別れ霜。終霜。遅霜(おそじも)。《 季語・春 》

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世界大百科事典(旧版)内の晩霜の言及

【霜】より

…晩春から初夏にかけて移動性高気圧に覆われるようなときに放射冷却によって,夜間急に気温が下がって霜が降りる。これを晩霜(おそじも∥ばんそう)という。ときには農作物に大きな被害を与えることがあり,霜害,凍霜害といって農家には恐れられている。…

※「晩霜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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