暴風雪警報(読み)ぼうふうせつけいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暴風雪警報」の意味・わかりやすい解説

暴風雪警報
ぼうふうせつけいほう

を伴って暴風となり,家や建物など構造物などの損壊倒壊,飛散,人の死傷などの重大な災害や,鉄道船舶など交通機関への重大な災害が予想され,あわせて,雪による見通しの悪化で鉄道や道路等交通への重大な障害の発生などが予想される場合に発表される警報風速が地域ごとに定められた基準値に達すると予想される場合に発表される。風速の基準値は暴風警報と同じ地域が多いが,北海道の陸上などでは暴風警報よりやや低めの風速が基準となっている。降る雪の量には関係ない。大雪により重大な災害の発生が予想される場合は,あわせて大雪警報が発表される。沖縄県や鹿児島県の奄美地方,東京都の伊豆諸島小笠原諸島などでは,風雪による災害が起こったことがない,あるいは非常に少ないため,基準がない。(→気象警報風雪注意報

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android