暴風警報(読み)ぼうふうけいほう

精選版 日本国語大辞典 「暴風警報」の意味・読み・例文・類語

ぼうふう‐けいほう【暴風警報】

  1. 〘 名詞 〙 気象警報一つ暴風、または暴風雨・暴風雪の襲来するおそれのあることを知らせるもの。平均風速が陸上二〇メートル、海上二五メートル以上になると予想されるときに出される。
    1. [初出の実例]「全国に天気予報暴風警報を発し」(出典:気象台測候所条例施行細則‐明治三一年(1898)一条)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暴風警報」の意味・わかりやすい解説

暴風警報
ぼうふうけいほう

台風や発達した低気圧などが原因で暴風となり,死傷者や家,建物などの構造物の損壊倒壊飛散鉄道船舶など交通機関への支障など,重大な災害が起こるおそれがある場合に発表される警報風速が地域ごとに決められた基準値に達すると予想される場合に発表される。基準値は強風注意報よりも大きく,たとえば東京地方では強風注意報の基準値は風速 13m/s(八王子は 16m/s),暴風警報の基準値は 25m/sである。(→風の強さ気象警報

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世界大百科事典(旧版)内の暴風警報の言及

【警報】より

…また時には新しい被害が出ることもあるので,その関連を常に調べておくことが望ましい。 警報の始まりは,気象庁の前身の東京気象台から1883年5月26日に出された暴風警報で,1908年からは現在の各県の気象台に当たる測候所からも出されるようになった。警報はなるべく短い時間にひろく通知されることが望ましい。…

※「暴風警報」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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