曲論(読み)キョクロン

デジタル大辞泉 「曲論」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ろん【曲論】

[名](スル)道理を曲げて論じること。まちがいを正しいものとする議論。「自己正当化のために曲論する」
[類語]愚論暴論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「曲論」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ろん【曲論】

  1. 〘 名詞 〙 道理に合わない議論。正しくない議論。曲説
    1. [初出の実例]「斯様な弁解をするのが大なる曲学の曲論(キョクロン)ではないか」(出典:裸に虱なし(1920)〈宮武外骨曲学者の曲論)
    2. [その他の文献]〔文心雕龍‐論説〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曲論」の読み・字形・画数・意味

【曲論】きよくろん

正しくない議論。〔文心雕竜論説〕唯だ君子のみ、能く天下の志にず。安(いづく)んぞ以て曲論すべけんや。

字通「曲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android