精選版 日本国語大辞典 「月並・月次」の意味・読み・例文・類語
つき‐なみ【月並・月次】
〘名〙
① 毎月。月ごと。また、月ごとにあること。月に一度ずつあること。
※観智院本名義抄(1241)「月次 ツキナミ」
② 「つきなみ(月並)の祭」の略。
※続日本紀‐太宝二年(702)七月癸酉「在二山背国乙訓郡一火雷神、毎レ旱祈レ雨、頻有二徴験一、宜レ入二大幣及月次幣例一」
※看聞御記‐応永二六年(1419)三月晦「俄連歌令張行、月次興行、今日先予為当番始之」
④ つきやく。月経。
※雑俳・ぎんかなめ(1729)「月なみがちらりと有って花あやめ」
⑤ 江戸時代、朔日丸(ついたちがん)のような避妊薬のことをいう。
※俳諧・武玉川(1750‐76)六「月並の丸薬呑で衣がへ」
⑥ 「つきなみはいく(月並俳句)」の略。
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